2016年6月13日

第十夜 ネコ娘たち


 最近、夢をとんと見ないようになり、夢日記を書いていない。ブログも書いていない。もともと、何かを継続して行って習慣化することが苦手で、やり始めたことを飽きてすっぽかしてしまう性分で、ブログを書かなくなったのはまぁ、当然の成り行きであると思う。

 ところで、ふとした拍子に書き捨ててあったノートをパラパラとめくったら、ここに書いた記憶の無い夢日記が、いかにも寝起きで書きましたと言う文字で書いてあった。そこに付けられたタイトルは「9/21に見た夢」。ノート自体がいつのものか分からないのでいつのものかは不明だ。

 これを見つけて私は夢日記を書いており、ブログ上に記録して置いてあることをふと思い出した。どうせこのノートのことごと、数日も経ったら忘れてしまっているだろうから、久しぶりにブログを開いてみて、ここに今までのゆめにっきの継続として、これまた久しぶりに残しておきたいと思う。

 なお、この夢日記はあきらかに文章のおかしなところなどを一部のみ修正しながら転記していき、記録していく。ただし、※1などの一部の文章は転記する際に新たに付け足したものである。Phase1などは原文ママ。





Phase 1

・整形前のコブラのようなイケメン、グレーの長髪で昭和アニメ風(以下、イケメン)
・ねこみみがついている娘、中学生ぐらいの年齢?(以下、A) ←ラルガの猫だ!(※1)

 2Dのアクションゲーム視点から記憶は始まる。これ以前はあまりよく覚えていない。そこでは、弾を出す裸のAを自機として操作しながら、敵を倒していっている。
 ステージを進んで屋敷に侵入し、ヨーロッパ風(※2)の高貴な雰囲気が漂う廊下から部屋に入った。すると、突然うしろから昭和アニメ風のイケメンに殴られ、床にもんどりうって私は倒れた。ネコ娘のAは部屋の中から出てきた裸の女(Rance9のラルガっぽい)に押し倒され、まんぐり返し状態になった。

※1…アリスソフト社製のエロゲに『ランスクエスト』というものがある。ラルガの猫はそこに登場するキャラクターでラルガという淫魔のお付きで、白に緑線のセーラー服を着用しており、黒髪に黒ねこみみのキャラクター。おそらく、この日記を書いたときはランスクエストをプレイしてまもない頃だったのだろう…ということは、2011年に書かれたものである確率が高い。

※2…ヨーロッパ風ってなんだよ。こんな雑な表現になるのは、書き手が建築の様式にたいして知識がないからだが、何を指しているのかよく分からない。東方の紅魔館みたいなアレか、ベルサイユ宮殿やエルミタージュ宮殿のような様式のものだろうか。

Phase 2

・ユパ様(ナウシカに出てくるおじいちゃん)
・ネコ娘B(アルプスの少女ハイジのハイジ風の顔。茶色のマントを羽織っていて、こちらは裸では無い)
・スフィンクス的な呪いのネコ娘の親玉(※3)
・ネコ娘 被害者?手下? いっぱいいる

 Phase1との接続部分である前半部の記憶は薄く、思い出せない。Phase1と同じ屋敷内だと思う。
 ユパ様とネコ娘Bは一緒に廊下を歩いている。そして、何らかの方法で以て(※4)、敵のアジトを発見したユパ様はBとエレベーターを降りていく(※5)。ユパ様は、Bに対して突入後には口を塞ぐように指示した後、どんどん部屋を突き進んでいった。
 敵のアジトへの突入後、かなりの数のネコ娘(裸)が密集して立っている。彼女たちはみなアニメ調の外見で、白髪のネコ娘、幼女のネコ娘、長身のネコ娘など、外見のバリエーションに富んでおり、さまざまなネコ娘がいる。そこに、ユパ様はいきなり手榴弾を投げ込んだ。
 手榴弾の爆発後、裸の集団の中心にあたる部分の床には、ぽっかり穴が開いていた。そこには、またネコ娘たちがいるが、彼女らは立ってはいない。みなこちら側(※6)に足を向け、仰向けに等間隔で寝そべっている。彼女たちの顔をよく見ると、紅潮している。また、そこには黒と金の装飾が施された古代エジプト風の台座がある。

 突然、台座から声が聞こえてくる。 
 「この台座は人をネコ娘化する台座であり、我々の敵である。この台座はあと300人ほどネコ娘にするまで、4人ずつじわじわと人をネコ娘に変えていくであろう」
 この声を聞いた私は敗北を悟った。

※3…「スフィンクス的な~」は果たして「呪い」にかかっているのか、「ネコ娘」にかかっているのか、「親玉」にかかっているのか、さっぱり分からない。悪文の典型例である。

※4…何らかの・・・とはなんだ。なんなんだ。

※5…ヨーロッパ風の屋敷に突如として登場するエレベーター。これぞ、夢。

※6…おそらく、夢を見ている私の視点はこのときユパ様の側に移っていて、こちら側はユパ様の側に、だろう。

Phase 3

 さて、舞台は突然に変わる。
 私は野外にいる。夜中であるため空は暗い。そして、私は下半身に何もつけていない。
 周囲に目をやると田舎特有の田畑と住宅地が入り混じっているところであり、やたらと少し遠くに見える住宅地のライトが明るいが、その反面、今いる田畑は真っ暗である。ユパ様がわたしに何らかの遺志を残して死んだのは覚えている。私はその遺志を継いで、誰にも見つからないようにこの住宅地を進んで、遺言を仲間に伝えなければいけない。
 できるだけ闇の中を潜みながら進もうと、私はした。ただ、闇の中に何かがうろついている。得体のしれない何かは避けなければいけない。私はこの得体のしれない何かにてこずって、あっちに走って逃げたり、こっちに走って逃げたりしながら、なんとかここから逃げ出そうともがいた。

 END

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