4/2 SpecOps the line
4/15 アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!
4/27 Mirror
思いついたことや感想を、書き流し(書いて、垂れ流し)。
・Mirror(73点)
お手軽お色気おちものパズル
150円ぐらいで買えるお色気おちものパズルです。おちものパズルで巨乳の女の子を脱衣させながら倒し、エロい調教をしてオムニバス形式の8つのステージのクリアを目指すゲームです。
一応一般向けですが、有志のパッチを当てることで簡単に18禁化できますし、主たる要素がお色気なので、そうしない理由がありません。
このゲームをしった結果は某クソレースゲー紹介動画にこのゲームが本筋に関係ないところでチラっと映っていて興味を持ったからです。Steamで検索すると、圧倒的好評な上にセール中で百数十円しかしないということで、即購入しました。
全体としては、日本語訳のひどさが目立つものの、パズルが意外としっかりとした作りで、かつお色気要素もよいので、非常にコストパフォーマンスに優れた一品でした。それでは、各要素について書いていきます。
+++++お色気
このゲームのメインはお色気です。3つのお色気要素が用意されています。
ひとつは、パズル中のキャラクターのお色気です。パズル中に右側にキャラクターの立ち絵が表示されます。この立ち絵はLive2Dのようにぬるぬる動きます。最近では、ランス10でも秘書として左側に動くキャラクターが表示されるシステムがありましたが、あれをもっと豪華にしたバージョンだと考えてください。動きはすごく良い出来です。特に、敵キャラクターは揃って巨乳なのでかなり乳揺れしますし、その乳揺れの仕方もキャラクターによって違うこだわり具合で、かなりのお色気を感じます。
こうしたものでの恒例ですが、脱衣要素もあり、通常、衣装破け1段階目、2段階目と計3つの差分が存在します。脱衣後はキャラごとに張りや垂れ具合が違う乳房がゆらゆらするので、たいへんにお色気です。
なお、18禁化パッチをあてないと花びらなどで隠されてしまうので、購入した人は絶対にパッチをあてましょう。スチームのコミュニティやレビューでパッチは見つかりますから。
残りのお色気要素は調教モードと、ストーリーでのCGです。パズルモードを3回クリアすると調教モードが実行できます。調教モードではおさわりエロFlashのようになりますが、さして新規性があるわけでもありません。
その調教で「快楽」か「痛み」のどちらかの結末に各CG付きエンディングが分岐して、終わりです。それらのCGは綺麗で価格のわりには量が多くあります。1エンド1~2枚で、調教もあわせて1キャラ4CGぐらい、4*8キャラで32枚ぐらい、そんなところです。
++++パズル
私は普段はあまり落ちものパズルをプレイしませんが、そんな私でもプレイしやすいおちものパズルでなかなか良くできています。
3つ縦か横に並べたら連鎖して消えていく連鎖系で、パズルの種類が「物理攻撃、魔法攻撃、回復、怒り」の4種類しかないので、どんどん連鎖して消えていき爽快です。ひとつ消したら、思わぬところがどんどん連鎖していき楽しいつくりになっています。この点、初心者にもお手軽で易しいゲームです。
かといって、易しすぎるパズルゲームかというとそうではなく、上手いことステージ設計がなされています。敵ごとに「回復系、パズルの駒を妨害してくる、一定ターンまで最下段に落とさないと効果発動」など、いろいろな技を使ってきますし、その技に合わせたスキルをセットしないと勝てない仕様になっています。
易しく爽快だが、プレイヤーが介入しないと勝てない。そういう気持ちよくさせるゲームの設計が、廉価のパズルゲームながらしっかりと出来ています。同じ敵に2連続で敗北するとアドバイスと追加の資金が得られる仕様になっており、詰まることもありません。
+ボイス
フルボイスという自体は評価に値します。これがあるかないかでは、お色気要素にかなりの差が出るでしょう。この値段ならボイスなしもあり得たのですが、ちゃんとついていて気分を盛り上げてくれます。
ただ、声優の質が高いわけではありません。一部では拙さも目立ちます。
+音楽
聞いてて飽きない出来。そこそこ良い。
-日本語訳の拙さ
-ストーリー
一方で、ストーリーはというと、エロいストーリーが用意されているのですが、あまり高く評価できるものではありません。最初、タイトルである「Mirror」の謎がストーリーを追っていくと分かるのだろうかとか、一見無関係なそれぞれのステージに実は関連性があるのかとか考えながらプレイしたのですが、ステージごとの繋がりなどはありませんでした。
期待外れではありましたが、エロの導入としては的を外したものではないでしょう。
それにもまして目についたのが、日本語訳の拙さです。訳されている日本語は「日本語をかじった中国人が訳しただろう」というものです。いきなり言葉遣いが変わったり、神社のことを「寺」と呼んだり、神社の神主のことを巫女が「住職」と呼んだりするあたり、いかにも日本語ネイティブでない中国人が訳したという出来です。
まぁ、中国人の方が一生懸命、翻訳しているところを想像すると、いきなり説明文に「駄目よ」などとフランクな言葉が交じるのは、現実世界で中国人店員がお客に「ダメヨ」と言っている場面などを想起させて微笑ましくありますが。
そのためストーリーの内容が掴みにくかったするのですが、一応は完訳されています。そもそもストーリーはあまり重要ではないですし、システムも分かりやすく言語依存度が低いので、そこまで問題ではありません。
あと、アナちゃんのフルネームが「結野アナ(ケツノ アナ)」なのは衝撃だった。
・まとめ
日本語訳がまずいものの、お手軽で爽快なパズル、乳がばいんばいん揺れる立ち絵などの質の良いお色気要素をそなえた格安の一品でした。値段を考慮すると結構なコストパフォーマンスを誇る作品です。えろいのが好きならば、オススメです。
ランス10での秘書や、今話題のシャニマス、Vtuberもそうですが、最近では「立ち絵を違和感なく、かつ全体的に動かす」ということがカジュアルに行われています。e-moteとか、Live2Dとかそんな感じの、なんていうんだろうなぁ?この作品もそうした技術を使って立ち絵を見事に動かしてくれていますし、今後は技術発展により、もっとこのようなゲムがポンポン生まれてくるようになるだろうなぁ、と想像すると未来を感じますし、決して豪華主義ではなくある程度チープな中でそれをやっているこの作品には、なんだか先進性が有るような気がして、未来を予感させて素敵です。
・アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!(通称Mステ、68点)
女性向けデレステ
秋月涼がどんな感じなのか見たくてプレイ。初心者向けのミッション「研修」1枚目を終え、いくつかのストーリーを解放してMスター(=課金石)を貯め、プレミアムガチャ10連するところまでプレイした。
+オリジナリティーと多様性
私は男性なので普段は女性向けのゲームをプレイしないが、このゲームは女性向けでキャラクターも女性向けに造形されているので新鮮だった。
特に、男性向けよりもキャラクターの背景に幅があるのがおもしろい。男性向けのゲームではたいていアイドルは女子高生前後の年齢で背景はたかが知れているが、このゲームでは「元自衛官」「元外科医」「元弁護士」「元ラーメン店店長」など多様で、何でそんな奴らが仕事を辞めてまでわざわざアイドルになったのか、プレイしてちょっと興味が湧いた。
+スカウトガチャの演出
スカウトガチャは凝っていて、男性向けのアイドルゲームよりも見栄えがする数少ない点の一つだ。10連を引くと漫画の一コマみたいな演出がパパっと画面に貼られそれが一枚ずつオープンされていく形になっている。見た目にも華やかでちょっといいな、と思った。
・「ユニット」の位置づけ
男性向けと大きく違うな、と思ったのがアイドルを編制した「ユニット」の位置づけ。ミリシタではユニットはイベントごとに変わるもので、イベント以外でユニットはあまり前面に出ていない。デレステでは定番ともいえるユニットが存在するものの、全てが「どのキャラはどのユニット」と固定されているわけではなく、イベントなどで変わり得るものだった。
一方、Mステでは公式のつくったユニットが常に前面に出ていた。最初のアイドル選択場面から公式のユニット別に分類されているし、シナリオもこのユニット別にシナリオが用意されているし、それぞれのユニットにはキャラの関係を表した「関係図」というものも用意されていて、「このキャラクターは、このユニット」という繋がりが他2つに比べて明確に強かった。
これが印象に残った。
-同系列のゲームに対する全体的な見劣り
同じ「アイドル」「音ゲー」「スマホゲー」ということで、同系列のデレステやミリシタと比べてしまうが、Mステはそれらと比べて全体的に見劣りする。どの点を取ってもデレステ、ミリシタよりもちょっとだけ劣っている感じが漂う。
例えば、根本の音ゲー部分。タップ箇所が一つのみで固定されていて、なにか物足りない。難易度はやさしめで難易度の天井が低いので、やりこみでも劣る。「フルコンで無償石」などの音ゲーをさせる動機付けも薄い。曲選択に並び替えが無く不便。曲のサムネが小さくて何を選んでいるのか分かりにくい、などなど。
音ゲーの前にキャラ配置ゲームを6週分やってモチベーションを上げるという要素があって、他との差別化を図ろうという意欲は感じられたが、音ゲーの前にそういう作業をするのはなんだか回りくどいし、ミリシタの「おしごと」のようにいっそのこと別要素として分離して欲しかった。(ミニキャラが画面で動くというのは、かわいくはあるが)
また、モデルの出来もやや劣る。男性向けよりも身体と足のバランス、足の細さに自然さが足りない感じがする。MVのモーションも同様に劣り、男性向けのそれよりも身体の動きが硬く直線的だ。カメラワークについても、単調な印象を受けた。
もっとも、それよりも後に解放される曲をプレイしたところ、モデルの出来以外の点については改善されている点もあったので、プレイした曲の出来が良くなかっただけかもしれない。
・まとめ
これ単体で見た場合は音ゲーとして別に劣っているわけでも無いと思うが、同系列のミリシタやデレステにはやはり見劣りするし、「男性向けよりも予算がないんだな」という印象はぬぐえなかった。「男性アイドル」を受容する心が特になければ、ミリシタかデレステで十分であって、Mステにまで手を出す必要はないな、と感じた。
でも、それはそれとしてピエールくんはかわいかったし、ユニット「Beit(バイト)」はダメな感じが漂ってきて良かったし、秋月涼もイケメンアイドルになっていてよかったし、同じユニットの秋月涼が好きな六代目くんもいい子でほほえましかった。
・SpecOps the line(79点)
エグくて憂鬱な戦争映画TPS
ドバイ(Dubai)が強烈な砂嵐に襲われ、駐留していた米軍と交信が途絶えた。
デルタフォース(特殊部隊)のウォルター大尉(主人公)は仲間と共にドバイに乗り込み、事の真相を探り、事態を解決しようとし動く…というストーリーのカバーアクションTPS。
このゲームは遠い昔にどこかでその存在を耳にした記憶があるものの、今まで購入にまでは至っていなかった。年度末の3月31日、PCゲームレビューサイトのAUTOMATONのツイート(https://twitter.com/AUTOMATONJapan/status/980060894443995138)によって、このソフトが無料で入手できることを知り、「戦争の闇と狂気を描ききった問題作」というコピーに惹かれたこともあって、さっそく入手してプレイした。
ゲームを起動すると、まずタイトル画面で逆さになった星条旗と、ラジオから掠れながら聞こえるような「星条旗(アメリカ国家)」のBGMが出迎えてくれる。なかなか雰囲気が良い。そして、ゲームを開始すると、最初に貼った画像のように「アメリカの戦争映画
」チックな演出と共にゲームが進行していき、アメリカンジョークも飛ぶ。これまた雰囲気が良い。そのまま、のめりこむようにプレイし、短期間で最後までプレイした。
ストーリーは一見わかりやすいし、中盤までは定番で順当な展開になる。主人公の恩人である英雄の大佐を助けに行ったらどうにも様子がおかしいことや、なぜか惨殺死体が転がっていることや、悪の権化としてお馴染みのCIAの工作員が出てくるあたり、そういう映画を観たり、FPSをプレイしてきた経験のある人なら、なんとなくどういうことが予想がつくようになっている。
ところが、中盤のあるシーンで「FPSの決まり事」を上手く利用した場面があり、そこから事態は思ったよりもグロい方向に転がっていく。単なる英雄譚を離れ、主人公もドバイの「狂気」に飲み込まれていく。そのまま終盤までの間にだんだんと主人公が追い込まれドツボにどんどんハマっていき、目を覚ましながら幻覚まで見えるようになっていく。最終盤はなかなか映画的。決してハッピーエンドではないが、結構好みのストーリーだった。
さて、ゲームシステムは、よくありそうなカバーアクション系のTPS。よくありそう、とはいったもののこの手のゲームをプレイしたことが無かったので、最初は少しだけ戸惑って手りゅう弾を誤爆したことがあったが、FPSなどをやった人にはすんなりと飲み込めるシステムになっている。孤立したドバイを舞台にしているだけあって、弾薬はやや貴重でオートでバカバカ撃っていると弾切れになる。
グラフィックは少し古さが目立つものの、途中で見かける情景が壮大で美しい。特に、一番心動かされたのが、砂嵐の中に埋まるドバイを一望できる最初のシーンで、ドバイが砂に埋まっている状況が自分の想像以上でその場面が目の前にパッと広がって感動した。
また、雰囲気が個人的に好み。主人公と仲間のアメリカンなかけあいや、追い詰められた主人公が声もヤケっぱちになって、「ダイ、ファッキン・ファッカー!」「ファッキュー」などしゃべりだすのも、メリケンっぽさが出ていて好き。情景だけでなく壁の落書きなども含めた雰囲気づくりも好き。
ボリュームとしてはやや短めで、ゲームクリア時のSTEAMの個人的記録を見ると、プレイ時間は6時間ほどで、このぐらいで全クリアできてしまう。大作と比べると短い。
マルチプレイは、古いこともあって対戦相手がおらず、現状ではまったくプレイできない状況だった。
なお、AUTOMATONの紹介記事にもあったが、このゲームは「あまり売れなかった」ようだ。ストーリーを踏まえると納得で、愛国保守で口うるさいアメリカ人は文句を言うだろう内容だ。特に、中盤のアレは現代では記憶から薄れたものの昔はもっと問題視されていたし、それがあの惨劇を生み出すというのは、当時ではあればもっとインパクトが大きかった(そして、アメリカ人が感じる不快感も大きかった)と思う。それを除いても、ストーリーもスカッとするようなものではない。売れないのも当然かな、とプレイしてみて感じた。
ストーリーの説明不足な点については、「SpecOps the line 考察」で検索してヒットしたいくつかのサイト(http://seiryu.or.tv/3dtps/Spec_Ops_Line/Spec_Ops-story.html、など)が補足してくれている。
総合的に評価するのなら、自分の中ではけっこうな良作の部類。ゲームのテンポの良さ、自分好みのシナリオの方向性、壮大な情景などをひっくるめて、ゲームで戦争映画を一本観たような気分が味わえた。もちろん、2018年現在の大作と比べるとグラフィックやゲームボリュームなどで見劣りはしてしまうが、期間限定の無料配布でこのゲームをプレイできたというお得感などもあり、得られた満足度は高い。このゲームをたまたま知ることができて良かった。
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