自分の趣味は「PCゲーム」なのだが、考えてみれば、PCゲームという趣味は記しておかないと忘れてしまいやすいものだ。大量にプレイすると前のプレイの記憶は記憶の片隅に埋もれてしまう。そして、忘れ去られてしまう。
だから、ここに旅行でお土産を買うの如く、PCゲームをプレイしたとき、またはアニメなどを観たり音楽を聞いたりしたときに、お土産代わりにここに感想を少し記し、スクショをペタッと貼ることで、のちのち思い出す種にすることにした。
幸い、ここはブログサービスである。ここにアップロードしておくことで、過去の悲劇を繰り返さずに済むだろう。
ところで、自分は考えながら書いてもクソみたいな質の文章をカタツムリみたいな速度で書くことしかできないし、考えながら書くとそのうちに面倒くさくなって放置するのが落ちなので、気軽に書き散らす方針で行きたい。
アニメ
・攻殻機動隊SAC、2ndGIGを見直し。
・攻殻新劇(C)を視聴。
やはり攻殻は良い。
新劇は初視聴。新劇は評価の低いARISEのキャラデザだけれど、質がわりと良いという話をアニメ評価サイトで見て視聴。
視聴してみたところ、確かにARISEに感じたクソ感は新劇からは感じなかったし、攻殻らしいアクションや駆け引きがあり、確かに評判通りだった。しかも、ラストは、行動や髪型の変化が他の攻殻作品と繋がっており、その点も攻殻ファンとしてはちょっと嬉しかったところで、視聴後の後味みたいなものも良かった。ただし、キャラデザがそうであるようにARISEの設定を引き継いでいて、おそらくARISE視聴前提なのだと思うが、未視聴の私には多少意味が分からない部分もあった。
ところで、バトー、トグサ、素子が車のそばで話すシーンで、新人のトグサが不満たらたらでお前を人間じゃないかと疑っていると、バトーが冗談めかして言いつつ素子にサンドイッチを投げ、そのサンドイッチを素子が不機嫌そうな顔で食べるシーンが印象に残っている。ARISE未視聴なのでその辺りが分かっていないが、新劇における素子は感情の表出が薄いタイプという印象で、それまでそこまで感情を露わにしなかった素子が、部下が不満を抱いていることにイラついているかのようなにサンドイッチの食うのが、意外でかわいかった。
洋ゲー
・The Banner Saga 1(B+)
・The Banner Saga 2(B-)
スチームで話題のとかく演出が光るゲーム。1はファン日本語化版で、2は英語版で楽しんだ。金曜日夜から日曜日夜までの時間をフルに使ってたった3日で攻略したが、3日でこれを楽しんだのは贅沢か、はたまたもったいないことをしたか。
独特の戦闘システムもそこそこの出来だが、このゲームの特徴はアニメーションを含めた演出と次の展開が気になるシナリオで、そこに魅了されっぱなしだった。ドレッジという石の怪物から逃げて行く緊張感とシナリオへの期待感、謎の蛇が山を割って現れるなどのシーンの凝った演出とワクワク感、船団が滝つぼに呑まれそうになったときや無理やり渓谷を渡るときのスリル感、雑に仲間が死んでいく世界観。なんともいえぬ良さで、評判に違わない一級品だ。
ただ、2のラストが、3を買ってもらうためにやや超展開気味でブツ切り状態になっていて、プレイ直後のフィーリングが悪いのはいただけない。ネタバレになるので内容は控えるが、ちゃんと順序を踏んで前後関係を明らかにしたうえであの展開を見せられたのならともかく、3のプレリリースとばかりにぶつ切りのシーンを見せられても、超展開すぎてユーザーは戸惑うのみだ。
あと、バグで知らないうちに仲間の一部が消え去っていた。このことをラスト付近の会話で気付いて、途中で仲間がいなくなっていたのは仕様ではなくてバグだったと分かり、ちょっと悔しかった。
ところで、主人公の一人のアレーテ、私には彼女が美人には見えないのだが、欧米の感覚だとまた違うのだろうか?主人公が選択可能だった場合、美少女にするかおっさんにするかというのは一つのアポリア(解きがたい難題)であり、主人公が選択可能なゲームにおいて悩みどころになりやすいが、バナーサーガでは、この芋女と渋いおっさんの二択なので渋いおっさん一択だった。
・RimWorld(B+)
以前より、スチーム、シミュゲー、パラドゲークラスタのTLなどで見かけていたゲーム。PrisonArchitectと同エンジンを使っているのがまず目を引く基地建設&防衛ゲー。この手のジャンルのゲームは私の好むところだ。自分のこのゲームに対する期待値はとうぜんに高く、実際にプレイしてみると、期待を裏切らない質と内容で見事にハマってしまった。これを書いている時点で何日費やしたか知れない。
ゲーム内容は割愛。
このゲームの楽しみは1.ベースビルド(基地建設)、2.ディフェンス(防衛)の二つだが、自分は主に前者を楽しんだ。難易度はベースビルダーのEasyを選択。ヌルい襲撃を切り抜けながら、延々とベースビルディングをして、「おれのつくったさいきょうのきち」を作ることを楽しんだ。
他のRTSなどでも自分の特性は知っているが、やはり自分は戦闘派プレイヤーか、内政派プレイヤーかと言われれば、断然内政派プレイヤーなんだな、と強く再認識した。Factorioも防衛と内政要素が組み合わさったゲームだが、そこでも同様に敵の襲撃が来ないモードにしてプレイしたので、これが私の性格なのだろう。「自分のやっていることを邪魔されたくない」ということなんだろうかね。
また、このゲームと直接は関係ないことだが、自分のPCの非力さを再認識した。このゲームは巷の高画質FPSでもないから、PCにかける負荷はそれほどでもないはずだ。しかし、自分の廉価でやや年数を経てしまったCPUにかかると、少しおおきめのマップを選んだだけで重くなった。それで自分のPCの非力さを痛感して、金を出して少し良いPCを作ろう、とそう思い始め、良いPCパーツ、特に新しいGPUの購入検討に繋がるわけである。
アマチュアゲー
第8回ウディコンについては→http://forlost-san.blogspot.jp/2016/09/8.html
・デンシャ(D)
モグラゲームズでの良い評価を見てDL。かなりの高評価だったので期待しながらプレイ。
しかし、序盤のいきなり大音量で緊迫感のある音楽が鳴るところなど、演出がわざとらしすぎて自分の肌にはあまり合わなかった。また、前評判で期待していたほどに深く詳細なストーリー展開があったわけでもなく、すべての事象の意味が繋がることで生じる「なるほど、そうだったのか!」感はそれほどでもなかった。総合すると「期待倒れ」だった。
期待倒れすると、その期待が裏切られた残念感があり、またその残念感を抱きつつプレイすることになり大きく過小評価してしまうものであり、このD評価(凡作扱い)も過小評価してしまっているきらいが無きにしもあらずだが、しかし、期待倒れしたのもまた事実なので、自分の中ではこれ以上の評価はできない。
モグラゲームズはADVも多く紹介しているサイトだったと記憶しているが、やはり自分にはこのようなツクールADVはやや性に合わないところがあり、ADVのオススメを見ても無視していこうと思った。
エロゲ
・アウトベジタブルズ(C)ソフトハウスキャラ製エロゲ強化週間1。
カードゲー。
ゲームとしては、手持ちのデッキを編成してカードを出し、マップをクリアーしていくゲーム。コンボが上手く決まるように状況に合わせてカードを出していくのは最初はなかなか楽しかった。
ただ、エロ場面がステージのクリアとはさほど関係なく、「クリア=エロ」と苦労と報酬が結びついていない点は改善の余地ありで、その結びつけが出来ていなかったため、繰り返すプレイしなければいけないのはちょっとげんなりだった。
クリアに関しては周回前提で、それもまた鬼門だった。各エンドに至るためには1周クリアしなければならないし、真エンドにたどり着くには何回も何回も周回するのが前提しなければならない。この点は、ソフトハウスキャラの作品らしい。しかし、真エンドに到達するためにはとあるキャラを打倒しなければならず、そのキャラクターがライバルとして出てくるかはランダムかつ低確率で、ターン制限が厳しいなかで無意味にライバル探しをさせられる。その点はマイナスポイント。
シナリオに関しては、まぁ普通のソフトハウスキャラ。最初にちょっと面食らったのが主人公が完璧超人超金持ちイケメンハーレム主人公で、ハレームが最初から出来上がっていてここまで露骨かと驚いたが、よくよく考えればソフトハウスキャラの主人公なんて、黙っていても発情した女性が寄ってくるぐらいの完璧な存在なので、特に驚くべきことではなかった。主人公どもの顔つきもなんか似通っているし、同存在の異世界体という感じだ。それでも、最初から説明も無く、肉体関係が出来上がっていて、「都合の良い女学生」「都合の良いギャル」「都合の良い秘書」「都合の良い元カノ」らがセフレ状態になっている状態から始まるのは、展開がはやいと思うけれど。
エロについては、忍者やメイドなどに無理やりいたしたり、元カノ怪盗と親交を温めたり、忍者がイケメン主人公に虜になったり、セフレ秘書が正座フェラするところなど、抜きどころはそれなりにあったんじゃないでしょうか。
毎回こういう構図がある気がする まぁ、無理やりバックは構図として人気があるんだろう。 |
ソフトハウスキャラの原画でいうと、この作品の原画である佐々木珠流の画は紅村かるさんよりも好きではないのだが、今回の作品をプレイしてみて、原画の画力が上がっていてその点も良かった。
まぁ、それなりに楽しんだので、C(そこそこ楽しんだ)で。
・悪魔娘の看板料理(B-)
ソフトハウスキャラ製エロゲ2。
バニーブラックの世界観で作られた、料理店経営シム。
前作で久しぶりのソフトハウスキャラの超人主人公に面食らったが、これをプレイするとそれはソフトハウスキャラでは当たり前なのだと再認識する。なにせ、この主人はイケメンはもちろんのこと、魔族で上位のランクの女性を倒してしまい、敵対する商工会の悪人を一人で一掃してしまうほどの超強いハーレム主人公なのだから。
ゲームは料理店経営シミュで、料理を開発し、素材を仕入れ、メニューに出し、利益を上げ、145ターン内に借金を返すゲーム。
最初はどんどん料理開発ができて非常に楽しいのだが、後半になるにつれてレシピのヒントが無いためにむやみなトライ&エラーを繰り返すゲームになっていき、周回するとより酷くなっていく。何周も周回を前提としているわりに、二周目からはイベントから料理開発から仕入れまで、前の周回で一度やった工程を繰り返さねばならず、会話も既読のものも一周目と同様に発生するので、非常にテンポが悪い。CG・イベント回収作業が苦痛だったし、「何で俺は必要のないレシピ開発をコンプしようとしているんだ????」と気づいたときの徒労感が半端ではなかった。
自分はこういう徒労感を感じると、うさみみハリケーンで数値をいじってチートモードに入ってしまうのだが、ぶっちゃけこのゲームでも3周目ぐらいからはチートを使って、プレイしやすくした。それぐらい、もうちょっとどうにかできないのか、という感じであった。
一方、キャラクターについては良い。紅村かるの原画でCGは出来が良く、キャラクターも立ち絵の良さもあって魅力的だ。本妻のアルテもかわいいし、イケメン主人公にコマされて主人公べた惚れになるという毎回いる立ち位置のメイドのアルテもかわいいし、美人女医のミフリーもかわいいし、ライバル小娘のサシィもカワイイし、発情獣人コックのクムもかわいいし、キィもマウもかわいいし、全員かわいい。原画が良い、これに尽きる。
そもそも、エロゲなのだから、「かわいいキャラクターがエロいことする」のが本筋なわけで、その部分は光るものがあったから、総合評価はB-ぐらいかな。
むりやり立ちバック。 探してみたらあったし、これ以外にも一つ。 なんというか、伝統芸? |
・その古城に勇者砲あり!(C+)
ソフトハウスキャラ製エロゲ3。
迷宮作成して防衛ゲー。
「最初は楽しい、じきに飽きる、原画CGは良い」という点で他の2作品と同じ。ただ、キャラクターとしてはこちらよりも、前の「悪魔娘の看板料理」のキャラクタ―の方が自分は好き。
まぁ、3作もやって思うが、ソフトハウスキャラ製のエロゲは、最初の突風的なゲームの楽しさとエロの良さを楽しむものなんだろう。
この構図、100%存在する。 |
・プラネットドラゴン(C)
ソフトハウスキャラ製エロゲ4。
宇宙空間で交易ゲー。
交易ゲーというとPortloyal3という懐かしいゲームを思い出すが、ゲーム自体はその劣化版。いつものように最初は楽しいが、後半になるにつれて、その作業感にげんなりしてくる。
作業感の主な原因となっているのが交易の単調さと、「!」のトラブルマップ突入の多さだ。前者については、どこの商品をどこに卸してもたいてい儲かってしまい頭を使う必要が無いことで、交易の単調さがゲームの単調さに繋がっている。それをげんなりにまで加速させるのが「!」のトラブルマップで、突入するたびに操作して敵を回避するのに疲れてきてしまう。せめて、交易が単調ではなく、トラブルマップは十分回避可能な仕様だったら、ここまでの作業感は生まれなかったのになぁ。
また、UIの不親切さもあり。一括購入、一括売却というコマンドが無く、取引量が多くなっていく後半ほど取引が煩雑になっていきメンドイ。そのコマンドぐらいは付けたら良いのに、と思う。まぁ、そこら辺は進歩せずに、いつものという感じ。
イベントについては発生するときを選べず、その時に関係ない駄弁りみたいなイベントが自動的に発生していく、まぁいつもながらの仕様。
エロについては、原画が紅村かるではなく佐々木珠流で、まぁそれなり。例の押しつけ立ちバックの構図は3シーンあった。
似たような構図のものが何シーンもあったり、UIの不親切さがあったり、「Scene Skip」が「Seen Skip」になっていたりの細かな至らなさは、おそらく余裕をもって開発できない金がない苦しい状況なんでしょうね。
下着姿を公開された →とても恥ずかしい →だから、私を抱け おまえ、さすがに正気か? |
同人エロゲ、その他
・おねショタ剣戟ACT パレードバスター(C+)ショタとなって、お姉さんをエロ攻撃を受けながら切り伏せていくゲーム。
このゲームの存在をDLsiteのランキングで知る前から、このゲームの作者さんのことは知ってはいた。このゲームの作者は、これ以前におねショタを題材にして格闘ツクール95というかなり古風なツールでおねショタ要素のある格闘ゲームを作っており、それをプレイしたことがあるからだ。ただ、そのゲームはツールの古さがゲームの質にも反映されてしまっており、どうしても総合的な作品の質はある程度にとどまるもので、この作者に対しての私の評価も独自性はあるが、そこまで高い質のゲームを作る人ではない、という印象だった。
しかし、この作品によってその印象が払しょくされた。パレードバスターは過去のおねショタ格闘よりも数段エロく、数段ゲーム性のある素晴らしい作品だ。
まず、肝心のエロさについては申しぶんない。表示される敵キャラクターは一枚絵ではなく、エロ攻撃のときもふくめてアニメーションしてくれて、ボイスも付いているので臨場感がありエロイ。そのおかげで、ミノタウロスの授乳手コキ、有翼人2人の合体攻撃(手コキ)、シスターの騎乗位あたりは特にエロく、おかずに使えた。作者の画力自体も今までのものより向上している。
また、エロ作品では二の次であるゲーム性も、きちんと確保されている。剣戟ACTとタイトルにもあるように、マウスを使ってズバズバと敵を切っていくシステムになっており、敵を斬っていく爽快感がある。そして、ちゃんとハードなモードも用意されていて、やりごたえもあった。
総合的に言えば、◎。ただ、修正されたものの回想のしにくさなどもあったのと、まぁボリュームは同人ゲーの域を抜けるわけではないので、総合評価はそこそこ楽しんだものの中で良い方(C+)かな?
作者が圧倒的に成長して自分の予想を超えるクオリティの作品を発表するのは、次回作を待つ喜びも増えるからよろこばしいことだし、そういう喜びがあったのも良い点だった。
・装甲悪鬼村正 贖罪編(B-)
『装甲悪鬼村正』のファンSSを原作として、公式によって立ち絵などを追加して作成され、無料公開されたADV。本編の続きの世界をモチーフにしており、ファンなら昔を思い出して楽しめる作品であり、実際、自分も楽しんだ。
ファンSS原作ながら、ガッタリなどの本編要素がそこらこちらにあり、以前にプレイしたときの興奮を思い出しながら懐かしんでプレイする、というのが正しい楽しみ方だろう。糸目雑魚や一条さん、関西弁殿下などの原作キャラクターの会話を見ると、懐かしさがこみ上げてくる。
おなじみの人たちの追加立ち絵や絡みもあって良い。 |
狐さん、あんまり目立たなかったな。 |
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