2016年11月4日

2016年11月、娯楽の足跡。

11月のログ

「100点満点方式なんて、正確じゃねーぜ!やっぱ時代は五段階評価!」なんて意気込みで、A~Eなんて評価方式を導入したものの、一見しての分かりやすさは100点満点方式に大きく劣るところであるな、と久方ぶりにログインしてみて思う所であるし、もう普通に100点満点で評価しちゃうぞ。

(追記)
書いているうちに分量がかさんでいくことが分かり、結構な量になり一覧性が低下することが分かったので、一つのゲームに対する感想は一つの記事に、という風に単離しようかと思う。その上で、ここには目次的に、感想を書いたゲーム名等とそれに対応する記事のリンクを貼ればいいんじゃないか、とそう思った。そう思ったものの、そうするにはちょっと時間がかかるので、後でやる。

(追記2)
全部を移動させるとなるとめんどい。リンクつけるのも分けるのもめんどい。しかも、あっちやこっちやに記事ができることで一覧性は逆に低下するのではないか。そう思ったから、だいたい2000~3000字以上のもののみを分離することにした。



アニメ、映画など映像作品


・Psycho-pass(78)
・Psycho-pass 2(72)
・Psycho-pass 劇場版(70)

http://forlost-san.blogspot.jp/2016/12/psycho-pass.html

視聴了。

・Cowboy Bepop(78)
・Cowboy Bepop 天国の扉(80)
視聴了。

・プラネテス
1話視聴了。1話は視聴継続の判断基準になるのでどのアニメでも作りこむものだと思う(ニンジャスレイヤーなど一部の例外は除く)。その作りこんだ1話で惹きつけられるものがあるかどうかが鍵で、プラネテスの場合は視聴者を惹きこむものがあった。なのでいつか視聴することは確実だが、後回しになっているので、12月~来年2月ぐらいに視聴することになるかな。

・思い出のマーニー
そういや見てないな、と。同じ米林監督作品が公開されるらしく、そのアナウンスで「思い出のマーニー」の文字列を見て、思い出した。


洋ゲー


・Under Rail(85点)
オールドファッションなAP制の2DのRPG。初代XCOM、Fallout2、Jagged Alliance、 Wasteland 2…自分はこれらのゲームは未プレイだが、だいたいそんな感じのゲームらしく、スチームのレビューでも「旧Falloutの正統進化」といった評を見かけたことがある。

私はこの手のAP制のゲームを見ると、いつも「SilentStorm」を思い出す。ターン毎にキャラクターにAPが配分され、APを消費して攻撃などの行動をして敵を倒していくゲーム、の原体験が「Silent Storm(以下SS)」だからだ。これはその2D版だ、と表現すると個人的にはしっくりくる。SSが自分にとって最もハマった洋ゲーの一つで、ゲームの少ない当時だったから何度も何度も繰り返しプレイした。それに似たゲームが今になってプレイできるというのは興奮以外にない。世界崩壊後という世界観も、自分の興味のある世界観である。

その結果、このゲームをプレイするときは「廃人モード」に入ってしまった。廃人モードとはすなわち、このゲームをするためだけに生きているような、そんな状態になったということだ。少しでも時間があればこのゲームをして、他のものは放っておいてとかくこのゲームをする。それを飽きるまで数週間続け、ついには2周目も始めてしまった始末であった。

最初のミッションから、火炎瓶はわが偉大な友であった。
手こずりそうなところでは、とりあえずぶち込んでおく。
そうすると、敵はBBQ状態になって、単なる的になる。
もっとも、後半になるにつれて効かなくなるが。

厄介な敵は燃やす。とにかく、燃やす。

ゲームのプレイスタイルは以下の通りであった。このゲーム、基本の戦闘スキルが「近接、投擲、銃器、クロスボウ(Melee,Throwing,Gun,Crossbow)」の4つに分かれているが、もちろん銃器をメインに選択。そして、グレネードを投げるために投擲もサブとして選択。基本アビリティは銃器の扱いが向上する知覚(Perception)、SMGのAPコストが減少する器用さ(Dexterity)を中心に伸ばす。戦闘以外のスキルはスニーキング、ロックピックやハッキング、トラッピングなどの探索に必須のものを取る。パークは、バーストが7連射になるバースト、SMGのAPコストをなんと半減させる特殊部隊(Spec. ops)を取る。

こうしたスキル取得と、途中で拾ったMicro-Uziなどの特殊武器で、無敵のガンマンが誕生した。なにせ、普通に撃っていたら1ターンにアサルトライフル3発を撃つのが限度の世界で、1ターンにSMGで、1バースト7連射を4回撃てるのだから、距離の問題さえ解決できれば、向かうところ敵はなし。こうしたズルいぐらいに強いキャラクターを運命のめぐりあわせとも呼べる偶然で作ってしまい、楽しく無双しまくっていた。もう、とにかく楽しく不法侵入して、楽しく銃を乱射して、楽しく死体を漁り、楽しく戦利品を売っぱらっていた。

ただ、道中は楽しんだのだが、最後の最後のDeepCavern編だけは飽きて、エンディングまでに投げ出してしまった。というのも、本来ならばFacelessという勢力とプレイヤーは敵対関係から解放されて協力する√があるのだが、それを知らずにそれまで敵同士だったという先入観から、探知されたままで接触すればイベントを起こしてくれるFacelessの小隊を、得意のスニーキングで強襲撃破してしまい、そのことによってFacelessを敵に回し、彼らを敵に回したことでスニーキング部隊(これがまたウザいったらない!)が何度も往復しなければいけない経路に無限湧きしてしまった。彼はスニーキングスキルが高すぎて、限界までそれを高めていた自分のキャラクターでも探知不可能ほど理不尽なスニーキングでプレイヤーを奇襲し、その一発の奇襲で放置すれば数ターン気絶してしまう厄介な毒をバラ撒き、その攻撃と同時にどこかにワープしてしまうというウザったさ。何回も何回も我慢してエンディングだけは見ようとしたけれど、その回数が十回を超えたあたりでもういい加減にしてくれ、耐えられない、という感情が湧き上がってきて、それでこれだけハマったにも関わらず「途中放棄」ということに相成った。

そして、途中放棄後は女性キャラクターで再プレイ。持てる重量は無制限にして、スキル振りも自由にできるようにハックした。こうやって、自分で数値を弄って好きなようにプレイできるのがPCゲーの良いところである。一通りDeepCavern編以前のミッションを終えて、前回のプレイでは分岐上選ばなかったミッションなどを終えた後、満足して終わり。DeepCavern編はストレスフルなのでやらない!

全体的に自分の趣味に合った素晴らしいゲームだったが、最後の最後の大トリとして用意されたラストダンジョンがストレスフルなことが、欠点のゲームだった。まぁでも、好みにドンピシャなことを評価、ラスダンや日本語未対応などを差っ引いて、「B+」かな。


2周目のFreeDroneミッション。
指定の場所で仲間と落ち合おうとしたら、殺されている。
慌てて出ようとしたら、敵対勢力に囲まれていて…。
手に汗握るミッションだった。


あと、これからプレイする人はオートセーブを切ることを検討した方が良い。デフォルトでは場面の切り替わりごとにセーブしてくれることになっていて、いつ終わっても安心の仕様なのだけれど、移動が多いゲームなので毎回移動のたびに数秒操作禁止になるのは、ちょっと気になる。切っておいて、手動でセーブした方が良い。


・Project Highrise(70点)
グラフィックはかなり良い。それはスクリーンショットからも伝わってくると思う。オシャレで好感が持てる。そのため、箱庭ゲーとしての楽しみがある。まっさらの空白地帯に、自分が構想する「俺のビル」を作っていく喜びがある。

しかし、最初こそ楽しいが、底が浅くすぐに頭打ちになる点は否みがたい。拡張していっても基本やることが変わらないので、早いうちに☆(Presitige)を増やしていくだけの作業になる。どのフロアを作るにしても、記載されている前提施設を作って、インフラを拡張して、フロアを追加しておしまい!もっと楽しめる要素が欲しい。

しかも、作業感がある。新築の際はフロアのマスを一つ一つ敷いていかなければいけない仕様で、これが作業感の原因の一つ。フロアが劣化していく仕様なのだが、このメンテナンスも面倒だし、頭を使っているというより確認作業を強制されているという感。まぁ、作業感については底の浅さがそもそもの問題だろう。

α版の時に盛り上がりの最高潮を迎えてしまって、製品版になってみるとそれほど…というゲームだった。ただ、総合評価としては、グラフィックの良さもあり、確かに最初は楽しめるのでC(ふつうに楽しめた)だろうか。








・Dungeon Warfare(75点)

スクショを撮っていなかったので、OP。


「Orc must die」の二次元版みたいなゲーム(といっても、OMDを知らないのだけど、そんな感じと紹介されていた)。

このゲームを知ったのはフラッシュの無料体験版を通じて。けっこう前(1~2年ほど前?)に、フラッシュゲームを紹介しているサイトにその無料版が紹介されていて、それを通じて知り、楽しかった。調べてみると、スチームに在ったので購入。

内容は、TD(タワーディフェンス、防衛ゲーム)。ダンジョンに罠を敷き詰めて、通勤ラッシュよろしくワラワラと湧いていく冒険者たちを心臓部に達するまでにプチプチ殺す。

このゲームの楽しいところは、罠を使ってプチプチ殺すときのぷちぷち感(?)。本当にワラワラと次から次へと雑魚が湧いてくるが、その雑魚が押し出しの罠で虚空に突き落とされて絶叫しながら落ちて行ったり、床の飛び出す針罠でサクッという小気味の良い音を立てながら一斉に死んだり、そういう時のが快感。そういうダメージの効果音が良い。

そんなわけで何時間か分からないが、かなりのあいだ楽しんだ。書いている今は12月で、これをプレイし終わったのは12月だが、去年ぐらいからプレイしていて、ここに書いたのはもうこれ以上アップデートされることはなく、このゲームでプレイするのも終わりだな、と思ったため。今、スチームでは980円だが、その値段に見合うと思う。

なお、いつもこの手のゲームをプレイするときにはCheatengineかうさみみはりけーんでスピードハックをするのだが、これにもそうした。

欠点としては、これは仕方ないのだが、後になってくるとだいたい攻略の手順が単調になってしまうこと。強い罠(針山など)と弱い罠(リッチなど)が当然あって、攻略のさいには強い罠を偏重して使うことになるので、落とせる穴があるかないか、の2パターンに攻略が収束してしまう。もっとも、これはプレイヤーが最適解を出すために強い罠だけを使ってしまっているためで、変化を出すために自分で縛りを入れて弱い罠でも何でも使えばいいのだが、やはりプレイヤーとしては強い罠を使ってしまうし、ワンパになってくる。人間って、愚かね。

今は飽きた直後なのでそんなに印象は良くないが、無料版のころから長く楽しませてくれたこと、980円なことも加味すると、総合点としては75点だろうか。75点はかなり良い評価よ。

アマチュアゲー

・ハルスベリヤ叙事詩2(75点)

http://forlost-san.blogspot.jp/2016/12/blog-post_29.html

エロゲ

・ビフレストの魔物娼館(70点)




EraのPシリーズを元ネタにした調教&娼館ゲーム。モン娘という商品を買い、調教で価値を高めて売春させる、もしくは娼婦を売ることで、期限内に設定された借金を返済するタイプの、いわゆる経営ゲーム。

どこにもEraが元ネタだとは明記されていないが、システムとしてはEraのPシリーズ(だったかな、娼館で売春させるヴァリアント)に近い。本作に登場しない「従順」というEraでおなじみのパラメーターがあったことを示すテキストが、ゲーム内に残っているので、間違いなくそうだろう。

調教がエロのメイン要素だが、本家のEraよりもかなり単純。Eraは最初にハードな調教をして反発刻印がつくと詰み状態になるが、これでは最初から全部の調教はできずに段々と解除されていく方式。精神ステータスが振り切れて精神崩壊しなければ、詰み状態になることはまずない。経営部分の借金の返済も、期限を考えずにお金を注ぎこみすぎたりしない限りは簡単に目標額を達成できる。ゲームとしてはエロゲらしく、イージー。

モン娘で小鬼やアラクネなどかわいい子がいたのと、個別ENDがそれぞれのモン娘にあって、エロでは無かったがかわいかったので◎。

難点として、個別ENDの回収に手間がかかる(エンドレスモードが無い&個別ENDをそれぞれ見ないと回収できない)という点があったが、それはCheatengineでいじくりまわして、スピードハックでゲーム速度を5倍10倍にして、最初からにして売春客がこないように集客を調整、色違いだけのモン娘のCG回収は放棄、セーブデータは分散して最低限のセーブと売春で回収できるようにすれば、さほど苦にならない。

昔、EratohoPだかをやったときに、「これだけ人気なのだから、システムをパクって、絵とBGMをつけて豪華にすれば、同人エロゲーとして売れますよね?」と発想したことがあったが、その妄想が形を変えて具現化したような作品だった。



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