2016年12月16日

第十三夜 何か食いたい、


夢日記(Dream diary)です。夢で見た情景そのまんまを、書いていこうかと思います。

1本ずつまとめるのはアレなので、適当に何本かまとめようかと思う。
だいたい2000~3000字になったら、区切りたい。




第十三夜 何か食いたい


(前半部の記憶消失。マフィアもの。記憶が曖昧だが、何か事件を起こして逃亡した。
後半部よりもかなりおもしろい内容だったとぼんやり記憶しているが、忘れてしまった。)

ここは夢の中だ。

腹もかなり減っていることだ、せっかくだからおいしいものを食べよう、と思った。近くを見渡しながらうろうろする。ここがどこだか知らないが、フロアはかなり広い。その中に、店が広々と並んでいる。

うろうろした結果、目についたのはパン屋。二段になっている白い1m四方ぐらいの大きさの机の上に、様々な菓子パンが陳列されている。シュークリーム、クロワッサン、メロンパン。

その中に、シュークリームのクリーム入りメロンパンがあった。直径20cmぐらいのかなりの大きさで、お値段300円。これを買おうかな、と考えていたら、無意識のうちに食べてしまっていた。近くにレジがあり、会計を済ましてから食べるべきなのに、それをせずに食べてしまっている自分に気づいた。

金を支払うために、レジにいる若い女性店員のもとにいく。1/4弱ほどかじった歯型のあるメロンパンを見せつつ、申し訳なさそうに私は「あのお腹が減りすぎて食べてしまったのですけど……今支払いますので……。」と言い、小銭入れを開ける。安っぽい小銭入れの中には100円玉4枚と10円玉数枚しかない。この何とも寂しい中身を見て、女性店員は私の窮状を推量して慈悲の心を発揮したのか、「よほどお腹が空いていたんですね」と苦笑するだけで許してくれた。小銭の中から300円を後払いし、会計を済ませた。

パン屋を出て少し歩くと、風景は郊外の街中といった感じ。街中は街中でも旧市街地で「昔は華やかだったが、今は」という感じだ。しかし、では田舎の街中のように古びた商店がまばらに生き延びている状況かというとそうではなく、飲食店がちらほら営業しているほどの活気はある。もう少し歩くと、いかにも地方の飲食店といった趣の飲食店があった。

飲食店の道側は大きなガラスになっている。中は黒くなって見えなくなっている。ガラスにはその店一押しのメニューが貼ってある。その中の一つ、新聞1面ぐらいあるメニューを見る。「エスカルゴ」という黄色と赤で装飾された大きな文字、それより一回り小さく「899円」という文字が書いてある。そして、それよりもうんと小さい黒文字で、そのエスカルゴを899円で提供できているのがいかに凄いか、またいかにお値打ちなのか、が書いてある。しかし残念なことに、私はカタツムリを食べたいのではない。他のメニューも見てみる。「ジェノベーゼパスタ 179円」。確かにお値打ちだ。しかし、せっかくの夢のなかなので、もっと高くて良いものを食べたい。一通り見た後で、別の飲食店を見て回ることにした。

別の飲食店にも見て回った。しかし、「高くて美味しいもの」を取り扱っていそうな店、取り扱っている店は見当たらなかった。仕方がないので、最初のエスカルゴを売りにしていた店で何か食うかと思って、最初の店まで戻る。すると、最初来た時には気づかなかったが、暗い店内には人がひしめいていた。その様は首都圏の満員電車の中で過密さが生む苦痛にじっと耐える人々のようだ。その中には、むかし見たことのある顔もある。この店が安くて良いものを売っているから混んでいて、彼らは順番待ちのために並んでいるのだろう、と私は思った。

そのことにゲンナリしたところで、夢の世界から現実に戻された。




0 件のコメント:

コメントを投稿