2017年5月13日

UGCWプレイレポ USA02「Distress Call」



前回ラストより、歩兵旅団を1000人まで補充、第二師団(歩兵2旅団、騎兵1大隊)を新設した。騎兵は「パルメット M1842」装備のサーベル持ちの近接戦用の騎兵。歩兵7旅団4000人、騎兵隊200人とわりと充実した陣容になった。

余談だが、サーベルと言えば、南北戦争で騎兵にサーベルを持たせて突撃させたのは主に北軍で、意外にも南軍騎兵はサーベルをあまり用いなかったらしい。南軍では「サーベルは過去の遺物」と見なされていたとか。

とはいえ、南軍騎兵隊で活躍したフォレスト将軍はサーベルを振り回していたらしいし、人によるんだろう。







さて、次の戦場へ。メインの第一次ブルランの前に、サブミッションの「Distress Call」をこなす。ディストレス・コールとは、日本語に訳すと救援要請、そんなところか。「補給基地が襲撃されているので、助けよう」というのが、ミッション内容だ。



このミッションでは、中央に陣地が2つある。これを時間が来るまで守り抜くのが、このミッションの目的だ。北と東から続々と敵(南軍)押し寄せてくる上、最初に配備できる軍が少なく、西から結構遅れて本隊が登場するまで持ちこたえなければいけないので、結構難しい。では、どう守るか?

初見のプレイだと順当に「補給基地に籠って戦う」という判断になるだろう。せっかく陣地があるのだからそこで戦おう、守らなければならない場所なのだからそこを守ろう、そう考えるのは合理的だ。自分も初見では籠って戦うことを選んだ。

しかし、このミッションでそれをやるのはあまりよろしくない。そうすると、結構な損害を出すことになってしまう。なぜなら、こちら側の初期配備は2300人+2旅団のみ、敵は騎兵と砲兵を含んだ8000人以上の兵で、2倍以上の兵力差があるためだ。地の利があっても、数の不利はぬぐい難い。

また、北の補給基地の北側は丘になっている。そのため、北の補給基地に籠ると丘の上から撃たれ続けることになる。しかも、丘は森の地形になっているので、敵は高度ボーナスと森の地形ボーナスが得られることになる。その上で、敵の数の多さである。北の補給基地は、「一見、守ると有利になりそうだが、実は不利になる防御陣地」の典型だ。

そこで、積極的に打って出てみることにする。



軍を二つに分けて、それぞれ北と東の敵が進軍してくる地点に向かう。東には、歩兵1旅団と砲兵1大隊を急行させて、初期配置の散兵と派遣した歩兵で森の中で橋からの敵を食い止め、北には、歩兵2旅団と騎兵1大隊を派遣して、森の中で迎撃する。





北から進軍中の敵が見えたので、敵ができるだけ森に隠れないように接敵する。森の中の散兵で敵の射撃を受け止めつつ、騎兵で側面をとり、敵を敗走させる。



北での戦いに夢中になっていると、いつのまにか東側の敵も来ていた。歩兵の到着が遅れて砲兵部隊(スケールス砲兵隊)だけ先行する形になっていたので、砲兵部隊が射撃を受ける。砲兵は歩兵の射撃の前に敗走し、砲2門を失う。これは手痛い。



遅れていた歩兵を急行させて戦線を維持しようとするが、敵は定石通りに白兵突撃を敢行。



こちらは歩兵1部隊のみで援護する部隊がいないため、あえなく敗走した。白兵戦に参加する部隊は射撃ができなくなり、射撃・砲撃への防御力が大幅に低下するので、白兵戦の際には他部隊との連携が、鍵となる。砲兵が敗走せずに、歩兵と砲兵の連携がしっかりとれていれば、結果は違ったかもしれない。

敗走した東の部隊は、近隣の森で遅滞戦術を取りながら、南の補給基地に向かわせた。



そうしているうちに、ろくに守備をしていなかった北の補給基地が、北の森のやや東側から来た敵に奪われる。それから少し遅れて味方の援軍が到着した。援軍の歩兵3旅団を走らせて補給基地の敵と射撃戦にならないように気を付けながら北の森に向かわせ、北の丘を確保する。そして、敵の籠る補給基地へ撃ちおろす。



敵は2旅団と2騎兵大隊で補給基地を守っていた。しかし、数的優勢という人の利と、森+高地という地の利を得たこちら側が有利だった。射撃戦を続けて敵を敗走させ、基地を奪還。

東の部隊が処理できなかった東からの敵は補給基地で防御を固めることによって、押しとどめ、少し損害を出しつつ、そのままクリアした。




以下、結果。味方の被害は歩兵1536人、砲4門。序盤で砲4門失ってしまったことは地味に痛いが、被害の大半は自分の部隊ではないので、損失は少ない。敵の被害は歩兵3117人、砲9門。



全体として、積極的に打って出る作戦は成功したように思う。ただし、東方面で砲兵部隊を突出させてしまい、敗走を招いたことは失敗だった。もし、東方面で砲兵が突出せずに、歩兵、散兵、砲兵の3部隊が連携して敵を食い止めることができていれば、もっと味方の損害は少なく、敵の損害は多くできていただろう。






今回のエース部隊は北の森で戦っていたウォルトン旅団だが、その指揮官・ウォルトン中佐が、なんと戦死してしまっていた。今回の戦いで経験を積んでいただろうから、少し惜しい。また、東方面で敗走した砲兵部隊を指揮していたスケールス少佐も負傷した。



戦闘後の部隊はこんな感じ。

次は「第一次ブルランの戦い」だ。ミッションには、ふつうのバトルとグランド・バトルがあるが、第一次ブルランの戦いはグランド・バトル。グランド・バトルは史実を元にしたマップで、規模も大きい。そして、負けた時の損失も大きい。次もなるべく損失を少なくして、勝ちたい。


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