2016年2月10日

直島海賊衆で天下を統一する。(戦国史)

戦国史の数ある大名のなかでも最高難易度の直島海賊衆でのクリアに挑戦。




 前回の松平家プレイは意外と簡単で肩透かしの感があった。ならば、代わりに最高難易度の勢力に挑戦しよう。

 今回プレイするのは高原家。瀬戸内海にある小さな勢力で、本来は「~家」を名乗るのもおこがましい直島海賊衆である。つまり、ただの海賊だ。マップを見ると、ただの海賊である以上、領地は1城しかなく、なんと0.15万石と全国で最低の石高。1.5万石の10分の1という絶望の数値だ。しかも、瀬戸内海の島が領地だけあって、軍船が無いと他家への侵攻も出来ない状態である。さらに、当たり前だがろくに人材がおらず当主が唯一の人材。最高の難易度といって差し支えない状況だ。こんなミニ海賊を一大勢力にするのが今回の目標。あわよくば、天下を伺える勢力にしたい。

 なお、これだけの難易度をノーリセットでクリアは到底無理、というか人間技ではないのでリロードはしまくりますし、プレイヤーを有利にするような小技も使います。

 状況を開始すると、待っていたのは絶望だった。初期資金はたったの375、動かせる兵数は騎馬100、足軽200。ろくに内政、徴兵、侵攻を進めることが出来ない数値だ。しかも、軍船2隻の維持費があるので何もしなくとも赤字に転落してしまう。これは半分詰んでいる。

最初から細川京兆と友好関係にあるのはありがたい。
ろくに徴兵できない
最初の数か月だけで財政破綻。理由は維持費。
できることは内政だけ。維持費が収入を上回っており、最初の数か月で破綻してしまうので、その数か月のうちに有り金を内政に注ぎこむ。そして、9月になると収穫で多め金が入るのでその金で借金を返した上で内政に全てを注ぎこみ、数か月で破綻。このサイクルを期が訪れるまで延々と繰り返す。

 

 そして、3年が経った頃。南西方向にある自勢力と同じような状況にある宮本家(塩飽海賊衆)が上野家に攻められていた。上野家が攻め落とした直後に不戦同盟を破棄して攻撃。上野家も弱小勢力であるため資金などが尽きており兵糧が補充されておらず、また、攻撃したターンには笠島城から兵を引いていたので一兵も失わずに笠島城を制圧することが出来た。
 ちなみに、制圧後の石高は0.7万石。まだ飛騨山奥の一城にも満たない弱小勢力である。



 制圧後は能島村上家(村上水軍)と不戦同盟を締結。こちらから申し出をしなくともあちらから同盟を持ち掛けてきてくれる。なぜなら、こちらがあまりにも弱小勢力であるために不戦同盟を結んでから従属勢力化しようとAIは画策してくるからだ。戦国史では従属させるための前段階として不戦同盟が必要なので、弱小すぎると相手が不戦同盟を結びに来てくれることがある(結びに来てくれないこともあり、相手の状況次第ではあるが)



 さて、それから1年後の1554年。南の三好家が勝賀城を落した次のターンに勝賀城を攻めてまたもや一兵も失わずにここを占拠する。これは、三好家が資金不足で落とした城に兵を補充できなかったことと、前ターンまでに大軍がいて「この城は守られている」と判断して全勢力を率いて聖通寺城に攻め込んでいってしまったことが原因。それで、出陣を処理するターンには城がガラ空きで、まんまと直島海賊衆のようなほとんど兵を持たない勢力でもハイエナが出来たわけだ。
 これで石高は3万石まで急上昇。徴兵できる数も1ターンに100人と大幅に増加した。相変わらず武将はおらずに人手不足が深刻だが、姉小路のような飛騨の弱小勢力並みまでには這い上がった。なお、この時既に開始から4年が経っている。
 ただ、3万石になってもやはり弱小大名であるのは変わりなく、三好家から従属要求するための前段階としての不戦同盟の申し出が来た。領地を掠め取られても同盟を申し出てきてくれる三好家の器量のでかさに感服しながらこれを承諾。

(なお、上野城が攻められており、ここも横から乗っ取ろうとしたが、リロード作戦の結果、ここを攻めとれる希望が見えなかったので断念した)



 そして、また一年後の1555年、村上水軍との同盟を切って、兵糧攻めされていた常山城を横から掠め取り、同じく三好家が聖通寺城も横から掠め取る。どうも三好家は宿敵の細川家の攻城を最優先するらしく、同盟を切った直後のターンに全軍を率いて出陣してしまうらしい。これで+5万石で8万石の大名に。また、常山城で上野家を滅ぼしたことで2人の旧上野家の人材を直島海賊衆(高原家)に組み込めた。慢性的な人材不足だったため、この人材確保は大きい。
 ただ、不戦同盟を勝手に破棄して侵攻したが、このようにこちらから破棄をするとそのうち相手は同盟の申し出を完全に拒否するようになったはず。そろそろ、同盟関係目当てにどこぞに従属する頃合いかもしれない。



 1556年、三好家が城を落したのでまた占領しよう…と舐め腐った態度でいたら、翌月、こちら側の城を一斉攻撃される。三好家を舐めていた報いがここになってきた。捕虜にしていた安宅秀興を登用した後で、土下座して三好家に従属する。これにより、長年の細川京兆家との縁が切れることになったが、三好によって細川家の地盤はだいぶ削れているので特に問題はない。
 北にある備中石川家は敵対している勢力が我々だけで常に2000ほどで攻めてくるが、彼らに対しては常山城を囮にすることにした。この地形は特殊で山道は繋がっているが、水路は繋がっていない。すなわち、相手は攻城はできるが兵糧攻めはできない特殊な状況であるので、ここに寡兵を置いていると備中石川家が全軍で攻めてきて攻城で兵を削ってくれるし、兵糧不足で落ちることが無い。備中石川家に対する罠として常山城を機能させておく。



 57年、細川京兆側の香川家が九十九城を攻めている間に本城の天霧城を落し、やっとのことで細川家が落とした九十九城を頂く。さらに、常山城攻めで財政、兵力ともに疲弊した備中石川家にも逆侵攻をかける。58年、貿易港付きの幸山城を落し、計20万石。筒井家ぐらいの石高になった。



 59年、猿掛城に進出したことで毛利と接してしまい、毛利軍の猛攻撃を受ける。こちらは20万石で毛利には到底かなわない。讃岐の各城の防備を固めた上で、毛利に城を攻め落とされる前に三好の軍が讃岐を離れた隙を見計らって毛利に鞍替え。この機会に三好が落としてそのままだった城(AIは周りが友好国だけの城には特に防備を割かない)をサクッと頂いた。



 しかし、これは読みが甘かった。三好家が当家に殺到し、本拠である直島城が陥落。これ以上の陥落を避けるために三好と友好関係にあった長曾我部に鞍替えした。

 60年、長曾我部が毛利と和平したため、浮田(宇喜多)家と死闘を繰り広げる。こちらも相手も30万石だが、所詮はAIなのでこちら優位に進む。


(追記)
 ここでプレイ記録が途絶えている。

 この後、宇喜多家を半壊させ50万石まで増やし、それからその辺の弱小大名を制圧することで80万石ぐらいまでには膨張できた覚えはある。しかし、そこから手詰まり状態になった。西の毛利は同盟や従属でどうにかできたのだが、東から畿内を制覇した朝倉家が迫ってきて、西の毛利、南の長曾我部、東の朝倉に挟まれてどうしようもならない状態になった。それでも朝倉に従属することで長曾我部領を攻めて100万石ぐらいまでは行ったものの、将来的に朝倉家に勝てそうで無かったために途中放棄してしまった。実質、リタイア。ここで私の野望は終わりです。

 振り返ってみると、途中リタイアという形にはなったものの、本当にどうしようもない
レベルで貧弱な直島海賊衆でも100万石の大名に出来たというのは上出来の結果なので、それで満足したい。周りのどの城も攻め落とせない状況でも、上手く横取りして勢力を広げていけるというのは意外だった。ただ、おもしろいのは序盤だけで、中盤以降は作業になるし、難易度も高くチマチマした作業の連続になるからやはり飽きます。ええ。

 もし、直島海賊衆で天下を統一しようと思ったら、次の2点に心がけるべきだろう。第一に、迅速な領土拡大。詰み状態になるのを防ぐために、できるだけ早く領土を拡張して、天下統一を邪魔されないようにしなければならない。このプレイでは最初がほぼ詰み状態だっただけに、一大大名レベルに拡大できた時点でもう十分に迅速な領土拡大を出来たように思えるのだが、もっともっと領土拡大を急がなければならない。

 この点、直島海賊衆は周辺が雑魚勢力ばかりなので東海地方や畿内ほどは統一まで時間的余裕があるから瀬戸内海というスタート地点はその点では恵まれていると言えなくもない。ただ、何せ最初の地盤が大変貧弱でそこら辺の雑魚大名並みにするのに数年かかるから、結果として他の大名より格段に速いスピードで領土拡大をしていかなければならなくなっている。

 第二に、時の運。この戦国史ではどの勢力が拡大するか、どの勢力がどの方面に向かって侵攻するか、などがややランダムなので、ここで良い目を引く必要がある。今回の朝倉家のように肥大した勢力がこちらに向かって一目散に攻めかかってくるようではまず生存は難しい。また、自力戦力での攻略が不可能な直島海賊衆の場合、序盤の領土拡大も横取り戦術という運任せの領土拡大になるので、そこも運任せになる。シミュゲーにあるまじき運次第。まぁ、高難易度プレイなどそんなもんだが。

 すっかり自力でやる気がなくなった次第なので、もし、直島海賊衆でクリアした方がいたら、もしくは直島海賊衆でクリアした記事などがHPなどにあったら、報告してくれたら嬉しい。本当にこの勢力でクリアできるのか、気になるところではあるので。



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