2015年6月16日

ゆめにっき 第一夜「恥」

ゆめにっき 第1夜「恥」
昔のテキスト(txt)から掘り出してきたもの。




第1夜
あらすじ;(記憶欠落)→女幼馴染→トイレ→食堂から脱走→旧友との再会→消防所のゲーセン

私は自転車で何処かに向かっている。かなり急いでいる。

途中で小学校の頃の同級生(女)に見かけた。あちらもこちらに気づいているらしく、笑顔で手を振っている。このとき、私は自転車を降りて何かその女性と話をしようと思ったが、自分は急いでいるし、何か降りて会話するのは恥ずかしいような気がしたので、作り笑いをしつつ手を振ってその女性のそばを駆け抜けた。

途中でトイレに行きたくなったので、自転車を止めて食堂らしきところに駆け込む。食堂には何故か黒板があり部屋の形状も長方形の教室風だったが、机は普通の食堂のように配置され背もたれの無い円形の椅子が机の周りに置かれていた。席の大半が男性の若者で埋め尽くされている。

その時の自分は別に腹が減っていたわけは無かった。また、見ず知らずの他人と相席してまで飯が食いたい気分でも無かった。そのため、用を足してそのまま外に出た。

外は手入れされた和風の庭があり、和風の渡り廊下を歩いて外に向かう。
すると、食堂の店主らしき女性が廊下に出てきて、
『抜けた1人分を残り全員で負担しておいてくださいね。』
などと食堂の中に向かって言う。その「1人」とは私のことだろうか?用を足しておきながら、食堂で飯を食わなかった私へのあてこすりだろうか?私に話があるなら直接私に話しをするばいいのに、と思った。
・・・ともあれ、その女性は忙しそうに私のそばを通って、何処かへ向かっていった。

少し歩くと大学のキャンパスのような土地に出た。そうだとすると、さっきの食堂は大学食堂だったのかもしれない。どうりで食堂内に若者しかいないはずだ。行ったことが無いので分からないが、ここは岐阜大学だろうか?

場所もやけに広く、人も多い。そこらじゅうで何やら学園祭の準備らしき事をしている。
そこには中学時代の部活動の仲間達がいた。ビーバー部長(A)と、デブ(B)の姿だ。

あまりの懐かしさに声をかけて話しかけたくなった。しかし、現在の素性を考えると声を掛けるのも恥ずかしい。そこで、作り笑いをしながら「お~い!」と声をかけ、そのまま素早くそこを去ろうとした(今考えると、謎の行動をとろうとしていた)が、「お~い」とあちらも返答して、ビーバー部長がこちらへ向かって声をかけてきた。

『いま暇か?いいところ知っているから行かないか?』

私はその誘いに乗るかどうか迷ったが、旧友の言う「いいところ」にも興味があるので付いていく事にした。なお、その途中で見かけた門にデカデカと「Ogaki」等と彫ってあった。岐阜の大学だから岐阜大学と思っていたが、大垣市の大学なのかも知れない、とそのとき思った。

付いて行くこと数分、着いたのは消防車がちょうど2台並んでいる消防署内の駐車場だった。A曰く「消防署の娯楽室にここから入っていけるんだよ。」とのことで、消防署が彼の言う「いいところ」らしい。「この隠し扉から入れるよ」と彼は私に入ることを促すので、一見壁のような扉を開けてみるとおよそ消防署らしくなく、まるでゲームセンターのような風景が広がっていた。中には消防士とは思えない大学生風の若者が何人かゲームに興じている。

その光景を見た私は「こんなところに居させてもらう資格は、俺には無いよ」と言ったが、言った瞬間、その夢は終わった。

【夢分析】
 昔の夢分析を見ると、昔の私はこの夢を分析して、「恥じる気持ちが表れている」としていた。この夢を記述してから数年経ったいま、再び自ら分析してみると、確かに恥の要素は出てきている。食堂の女性の言葉を気にしたり、終わりの「資格は、俺にはない」と言った言葉は恥の意識、内向性の発露だろう。しかし、そこまでその要素を強く感じるわけではない。

 おそらく、夢分析自体が夢と同等に精神状態を反映する箇所であって、分析の対象となるべきものなのだろう、と今思った次第である。

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