町田さわ子は、学校の図書室の常連だが、本を読まずに読んだ気になって語りたいグータラ読書家。そんなさわ子と読書が好きな遠藤やしおり、図書委員のスミカたちが古今東西あらゆる名著や名作家、読書スタイルや「読書家あるある」について語る「名著礼賛ギャグ」。(wikipediaより)
「バーナード嬢曰く」という読書漫画を元ネタに作られた短編アニメ。
読書人ぶりたいエセ読書家が主人公(ド嬢)。自分も教養があるわけでもないので教養があるっぽい人に見せたくて余計なことを言うことがあるので、主人公のエセっぷりはなんとなく共感できるところがある。
このアニメは漫画を元ネタにしているのだが、「アニメ化によってクオリティが上がっている」という出来になっている。まず、絵が原作より良い。原作はカイジのようなネタで勝負するタイプで、いわゆる神絵師と言われる絵がズバ抜けて上手い人があふれる中では下手な絵を描く人で、原作漫画の絵もわりと下手なので、アニメの方が普通に絵が上手い。もちろん、俺よりは断然絵が上手いですけどね。
原作2巻表紙。 |
また、声も良い。登場人物が少ない(全部で4人!)なので、声優は良い声優を使ったのだろう。ド嬢のコミカルさやツッコミ役の読書人神林しおりの声がまた良い。読書ネタをたった3分のアニメに突っ込んでいるので、台詞がかなり長回しかつ早口になる場面が多いのだが、声優たちはそれを上手くこなしていて、聞いていて気持ちが良い。ほんとにぺらぺらぺら~と流れるようにしゃべる。落語を聞いているみたいだ。いや、落語はてんで聞かないけどね。
あとでWikipediaで調べてみると、主人公の町田さわ子の声優は喜多村英梨。うん、名前を聞いたことあるから、かなり有名な人なんだろう。なになに、ガルパンのダージリン、自動車部のツチヤ。なるほどなるほど。美樹さやか、うん一時期流行ったアニメの人気キャラね!だいぶ実績のありそうな人だな、こりゃ。
神林しおりの声優は小松未可子。ガルパンの丸山紗希か。へ~、桑名市出身なのね。だいぶ出演リストが長いし、シングルも出しているのでこの人も実績ありそう。
長谷川スミカの声優は…洲崎綾!デレステを最近やっているから分かるけど、その人気キャラの新田美波の声をしている人だね。なるほど、なるほど。
やっぱり良い声優を雇ってたみたいだ。声優は安く雇えるからコストパフォーマンスが良いしね。
かわいい絵と声が加わって、それで百合のような描写がされたりすると、「かわいいなぁ」という萌えと表現していいのかどうかわからない感情も湧いてくる。そのかわいさも原作にはなくプラスされているところで、それも良い。
雪が降るなかでのやや百合 |
3分アニメで、隙間時間にパパッと手軽に見れる感じで、その点も良かった。
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